香川大学教育学部附属坂出中学校 (香川県)
都道府県名
香川県
研究開発課題
予測できない未来に対応して生き抜く能力を育てるため、生徒自らが主体的に課題を設定し、自らの力で解決し、自己の成長や可能性を実感していく異学年合同の「共創型探究学習(CAN)」を創設した場合の教育課程や系統的な支援の研究開発
研究の概要
「Society5.0」とされるこれからの社会においても、柔軟に対応し能動的に学び続ける生徒を育成するため、新領域「共創型探究学習(CAN)」を創設する。そして各学年の生徒1~2名ずつの小集団を編成し、自ら設定した課題の解決に向けて探究活動を進めていく。1年生は見習いとして集団に参加し、経験を積みながら2年生(弟子)となり力を付けていく。そして3年生(師匠)では探究の中心として活動する。つまり、経験が違う異学年集団に属して活動することで、経験豊富な者から様々なことを自ら学び取り、「見習い→弟子→師匠」のように成長していくことをねらう。
ここでは、以下のような新領域特有の資質・能力(○印)も含めた力を育成し、その変容を分析する。
知識・技能 | ・探究活動に必要な基本的な知識・技能(全体) ○探究活動を通して獲得するより広がりや深まりのある知識・技能(全体) |
思考力・判断力・表現力等 | ・自らの手で課題を解決していく力(全体) ○社会の変化に柔軟に対応する力(全体) ○広い視野を持って物事を分析する力(全体 |
学びに向かう力、人間性等 | ・協力し合うコミュニケーション力(全体) ○主体的に課題を発見する力(全体) ○自己の活動を内省し、未来に活かす力(全体) ○自己をよりよく変革しようとする力(全体) ○新たな価値を見い出す力(全体) ○責任ある行動をとる力(師匠) ○人の力を効果的に引き出す力(師匠) ○役割を果たす力(見習い・弟子) ○自己形成の先見力(見習い・弟子) |
「総合的な学習の時間」の先進的な実践例として提案できるよう、正統的周辺参加論を基にした意図を明確にし、「共創型探究学習」で育成される特有の資質・能力を生徒の具体的な姿を踏まえて分析する。
HPアドレス
香川大学教育学部附属坂出中学校HP(※外部のウェブサイトへリンク)
研究の取組内容に関する資料
学校HP・教育研究発表会・共創型探究学習CAN(※外部のウェブサイトへリンク)