東京学芸大学附属世田谷小学校 (東京都)

都道府県名

東京都

研究開発課題

未来社会を創造的に生きる「学びを自分でデザインする子」を育成する,個に基づく「じぶんdeラボ」と,教科・学年を超えた協働的探究の「みんなdeラボ」の双方で駆動する教育課程及び学習環境デザインの研究開発。

研究の概要

子どもは本来,好奇心と探究心をもち,学ぶことに意欲をもち,文化創造ができる存在である。明治期から始まったわが国の小学校では,系統的にある意味効率的に,一斉に教室で学ぶシステムになっている。そのよさを生かしながらも,一方で自分をみつめ,自分を知り,学びを自分でデザインするための経験も必要になる。将来の初等教育の使命は,自ら探究課題を持つとともに,チームで課題を共有し,これに貢献しながら自分自身を成長させて「学びを自分でデザインする子」の育成である。

本研究開発では,従来の知識の系統性を重視した一斉学習での教育から,個別の探究を保障する「Laboratory」と,学年を超えた異年齢集団でよりよく生きることをデザインする「Home」という「デザイン」を実践するための二つの新設領域に加え,文化や科学の叡智から世界の見方を広げ、デザインの実践につなげる「Class」という、3領域で駆動する教育課程を編成する。そうすることで、子どもの学びの視点を育みながらも,学び方を選択する自由をもち,探究と創造の過程を通して学びを深める教育に転換する。そのような学びを実現するための学習環境のデザインを検討し,指導内容,指導時間,指導方法とその評価を最適化し新たな教育課程のあり方を探り,その有効性を検証する。

HPアドレス

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