熊本県立ひのくに高等支援学校　（熊本県）

都道府県名

研究開発課題

小学校等の教科の目標・内容を取り入れた特別支援学校（知的障害）における効果的な指導に関する研究開発

研究の概要

「特別支援教育部会における審議の取りまとめ」で、「学校種別にかかわらず、各教科の目標・内容を一本化する可能性」の検討が求められた。このことを踏まえ、本研究では、特別支援学校（知的障がい）において教科別の指導を主体とした教育課程を編成し、一部の教科の指導を小学校、中学校又は高等学校(以下、小学校等とする)の各教科の目標・内容により実施することを試みる。

その際、個々の生徒の知的障がいの状況等により、小学校等の内容を同等の時間数で扱うことに困難が予想されるので、全体的な指導計画のもとに必要な時間数の確保や自立と社会参加に向けた具体的な指導内容の設定を行うことにする。その際、主たる教材として検定済教科書を使用するとともに、生徒の実態等に応じた教材を準備して学びの深まりを図る。また、評価については、「学習評価に関する通知（30文科初第1845号）」を踏まえ、個別の指導計画や通知表における観点別の学習状況の評価を検討する。

以上のように、一部の教科について小学校等の学習指導要領による教育課程編成を報告する。本研究の成果は、小学校等の教育内容について、知的障がいのある生徒はどのような成果を収めるかを示す結果となることから、中央教育審議会で指摘されている各教科の目標・内容の一本化の可能性の検討にも資するものと考える。

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研究の取組内容に関する資料