神戸大学附属幼稚園　外９園（兵庫県）

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研究開発課題

幼稚園教育要領における５領域の構成と要領上の用語の不一致が、小学校教師の幼児教育への理解を停滞させている一因と考える。そこで、領域の枠組みを資質・能力の観点から再編し、要領上の用語の整合性を図ることにより、幼小双方の教師の理解を促進し、幼小の接続を推進するカリキュラムと指導方法の研究開発を行う。

研究の概要

幼児教育の独自性の担保に寄与してきた幼稚園教育要領の５領域の構成と幼小における要領上の用語の不一致は、資質・能力の考え方が普及する現在、幼児教育への理解を停滞させている一因と考える。

そこで、資質・能力の観点から領域の枠組みを再編し、用語の整合性を図ることで、幼小双方の教師、さらには社会一般の幼児教育への理解の深化に資する、新たなねらいの枠組みによるカリキュラムと指導方法の研究開発に取り組む。

具体的には、以下の取組を実施する。

①文部科学省より示されている資質・能力を基に、本園が見出した資質・能力を整理することによる、

  ５領域に替わる新たなねらいの枠組みの創設

②用語の整合性を図った上での、新たなねらいの枠組みによるカリキュラムの開発

③新たなねらいの枠組み又は開発したカリキュラムによる保育実践データの収集

④新たなねらいの枠組みを含む開発したカリキュラムの検証・評価

⑤子どもの追跡調査の実施及び検証

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