令和4年度 第18回研究開発学校フォーラムについて

この度、指定最終年度等の「研究開発学校」の研究成果、研究内容を広く一般に公開するため、以下のとおり「第18回研究開発学校フォーラム」を開催いたしましたので、概要を報告します。

1 概要

主として最終年度の研究開発学校による研究発表及びサテライトセッションを行い、研究成果を広く一般に公開することにより、教育研究開発事業の意義について理解を増進するとともに、他校における研究成果の活用及び教育課程・指導方法の充実、改善を促すために実施するものです。

2 主催

文部科学省

3 日時

令和5年1月18日(水曜日) 9時30分~17時00分(受付 9時00分~)
プログラム詳細
  9時30分~9時35分 開会挨拶
  9時35分~12時00分 研究発表(第1部)
  12時00分~13時00分 (休憩)
  13時00分~14時55分 研究発表(第2部)
  14時55分~15時40分 講評
  15時40分~15時45分 事務連絡
  15時45分~16時00分 休憩
  16時00分~17時00分 サテライトセッション
  17時00分 終了

研究発表、サテライトセッションの詳細のスケジュールはこちら(PDF.171KB)です。

4 当日の資料及び動画

東村山市立久米川東小学校

研究のテーマ:

外国語科・外国語活動と各教科等との統合を図ったCLIL(内容言語統合型学習)を用いた指導方法を取り入れた研究開発を行い、他者とのコミュニケーションの基盤を育成する学習活動を展開するとともに、創造的思考や感性・情緒等を踏まえた学習活動を展開する中で、英語に触れながら考えたり表現したりすることを通し、豊かなコミュニケーション能力の育成と各教科等における質的学力の向上を目指す。そのために、外国語学習と各教科等の内容を統合させ、そこに深い学びを促す創造的思考や自分の思いや考えをいきいきと表現する感性・情緒等を踏まえた、小学校6年間のカリキュラムとして編成された新教科「eタイム」を創設する。

 
福井大学教育学部附属義務教育学校

研究のテーマ:

本研究開発は、子供たちが未知なる将来を生き抜くための様々な資質・能力を育むことを目的とする。答えのない課題や、解が複雑に絡み合い多層構造を成す「21世紀社会」の発展のためには、多様な価値を能動的に理解し、様々な人々と合意形成を図りながら共に生き抜くべく、自律的に学ぶ力をもった児童・生徒の育成が急務である。そこで、「社会創生プロジェクト」を、主体的に課題を発見し、協働的に探究を続け、物事の本質を問い続け、省察しながら学び続ける資質・能力を育成する領域として新設する。そして、第1~9学年をつらぬく「社会創生プロジェクト」は、教科特有ではなく汎用的な資質・能力を育成するものであり、9年間の学びを有機的につなぐ重要なものとして教育課程に設定する。一貫した理念をもつ9年間の教育課程を通して、よりよく生き、社会の一形成者として他者と協働しながら、社会に提言し、かつ社会に貢献しようとする資質・能力を備えた子供たちを育成したい。

 
京都教育大学附属京都小中学校

研究のテーマ:

義務教育9年間で資質・能力を育成するための教育課程の再構築に関する研究開発

(1)義務教育9年間で育てるべき資質・能力の検討と改善

(2)発達の段階に応じた各教科における学習の目標と内容の検討及び再構築

 
広島大学附属三原中学校 外2校

研究のテーマ:

高度に競争的でグローバル化された多様性社会に適応するために求められる,3つの次元(躍動する感性・レジリエンス・横断的な知識)の基礎となる資質・能力を育成する幼小中一貫教育カリキュラムの研究開発

 
山口大学教育学部附属山口小学校

研究のテーマ:

創出と受容,転移をコアにした教科融合カリキュラムに関する研究開発~「創る科」の創設を通して~

 
香川大学教育学部附属坂出中学校

研究のテーマ:

予測できない未来に対応して生き抜く能力を育てるため、生徒自らが主体的に課題を設定し、自らの力で解決し、自己の成長や可能性を実感していく異学年合同の「共創型探究学習(CAN)」を創設した場合の教育課程や系統的な支援の研究開発

 
福岡教育大学附属福岡小学校

研究のテーマ:

未来社会を創造する主体に必要となる非認知能力を重視した資質・能力を育成するため,子供の文脈を中心に据えた7つの新教科の枠組みを構築する研究開発

 
大分県立安心院高等学校 外9校

研究のテーマ:

新教科「地球未来科」の充実と、「地球未来科」で身に付けた力を生かしながら、各教科で異年齢の協働的な学びを行い、主体的な学びの育成を目指す。

 
お茶の水女子大学附属幼稚園

研究のテーマ:

幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発

 
講評

上記9校について教育研究開発学校企画評価会議協力者等からの講評